日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

ポリイミド樹脂コーティング

低摩擦、耐摩耗特性に優れたポリイミド樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン) 樹脂を特殊技術でコーティングし薄膜として形成します。絶縁性、耐衝撃性を確保するも可能です。

ポリイミドコーティング、PEEKコーティングを行う主な目的は優れた絶縁性を活かした短絡防止、機械強度が高い事による耐摩耗性の向上等があります。

コーティング皮膜製品紹介

品名 鉛筆硬度 耐熱温度[℃] 抵抗値 破壊電圧 特徴
ポリイミドコーティング 5H 約500℃ 1014Ω 7kV 耐摩耗性、絶縁性に優れ熱分解温度が高い事から高温プロセスでの使用が可能。
PEEKコーティング 4H 約300℃ 1014Ω 2kV 高強度、強靭性、耐摩耗性に優れる。吸水性が小さく高温高圧部での使用も可能。

絶縁特性・耐熱性・耐摩耗性に優れたポリイミド樹脂コーティング

特長
500℃の高温プロセスに対応。
高分子中で最高レベルの機械特性。
有機溶剤、ガソリン、自動車用オイル、アルカリ、酸等の耐薬品性に優れる。
熱膨張が金属に近く、密着性に優れる。
使用用途
高温部表面保護
機器ベルト・カプトンテープからの変更
絶縁要求の高い部位の高精度化(薄膜で可能)
温度特性
ガラス転移温度(℃) 322
5%重量減少温度 619
線膨張係数(ppm/K) 3
絶縁特性
絶縁破壊電圧(Kv) 7
体積低効率(Ω・m) >1014
表面抵抗率(Ω) >1016

※膜厚20μm参考値