日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

ドライ潤滑コーティング

ドライ潤滑コーティング
ドライサーフェス

ドライ潤滑とコーティング技術の融合。
それがドライフィルムコーティング

ドライサーフェスとは、固体潤滑剤である二硫化モリブデン、PTFE、グラファイト等を含んだコーティング皮膜です。用途は初期馴染み、耐摩耗、フリクションコントロール、永久潤滑、異音防止等様々です。また、同時に耐食性、耐薬品性も付与され、更なる品質向上にも役立ちます。 私達は長年の技術の蓄積により、単品から量産部品までお客様の要望にあった「コスト」と「技術」を提供いたします。主な適用分野は自動車部品等の輸送用機器、食品包装機械、工作機械、半導体設備部品、水道ガス機器等の幅広い分野となります。

固体潤滑剤の特性

名称 二硫化モリブデン
(MoS2)
グラファイト(C) PTFE
(通称テフロン)
窒化ホウ素
耐過重性 784MPA 490MPA 196MPA 400~500MPA
耐熱性 350℃ 550℃ 300℃ 800℃
特徴 層状の結晶構造がせん断される事で低摩擦性を発揮する。
特に高過重下の摩擦摩耗低減に優れた効果を発揮する。
層状の結晶構造がせん断される事で低摩擦性を発揮する。
導電性、熱伝導性に富み、高音下での潤滑性に優れる。
低摩擦・非粘着性を有する。
科学的に非常に安定であり、耐薬品性に優れる。
層状の結晶構造がせん断される事で低摩擦性を発揮する。
耐熱性が非常に高く、耐絶縁性熱伝導性に富む。

※二硫化モリブデン
二硫化モリブデンは化学記号MoS2と表記され、1個のモリブデンと2個の硫黄からなる化合物です。層状の結晶構造からなり、それがせん断される事で低い摩擦係数を発揮します。特に高荷重下での摩擦摩耗の低減に硬化を発揮します。耐熱温度は約350℃。

※グラファイト
グラファイトは二硫化モリブデンと同様に層状の結晶構造がせん断される事により低い摩擦係数を示します。二硫化モリブデンと比較して摩擦係数、耐荷重性は劣りますが熱的安定性に優れており、高温下での使用も可能です。耐熱温度は約550℃。熱伝導性、導温性にも優れています。

ドライサーフェス ラインナップ

ドライ潤滑コーティング

ドライ潤滑コーティングとは二硫化モリブデン、グラファイト、PTFE(通称テフロン)等の固体潤滑剤や有機無機添加剤を特殊バインダー内に分散させた機能性コーティング被膜です。

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高機能樹脂コーティング

低摩擦、耐摩耗特性に優れたポリイミド樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂を特殊技術で薄膜として形成します。絶縁性、耐衝撃性を確保するのも可能です。

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特殊用途向けコーティング

特殊樹脂バインダー、特殊フィラーの働きにより、様々な機能コーティングが可能です。

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コーティング皮膜断面イメージ

基材の粗さに沿って、塗膜ができ上がります。樹脂バインダー内に、各種固体潤滑剤が添加されています。また、その他特性を持った添加剤を付与することで、様々な効果が得られます。

※バインダー
ポリアミドイミド。エポキシ等の樹脂。固体潤滑剤を定着させます。

※固体潤滑剤
二硫化モリブデン、グラファイト、PTFE、窒化ホウ素等が滑り性、耐過重性を付与。

※各種添加剤
潤滑、滑り等の効果以外の特性を付与します。(耐摩耗性フィラー、防錆性等)

コーティング加工工程

1 受入れ

部品形状、膜厚、数量、ドライサーフェス品番等によってコーティング方法は異なります。
スプレー  ディッピング
タンブリング  精密ディスペンサー(SCR)

2 洗浄

切削油、防錆油等の不純物を除去して表面を清浄にします。
超音波真空洗浄機を完備し、高品質の洗浄システムを構築しています。

3 下地処理

コーティング膜の密着力の向上を目的として、密着面積拡大とアンカー効果を得る為に下地処理を行います。 燐酸塩処理  ショットブラスト
コロナ放電処理  アルマイト処理

4 コーディング

部品形状、膜厚、数量、ドライサーフェス品番等によってコーティング方法は異なります。
スプレー  ディッピング
タンブリング  精密ディスペンサー(SCR)

5 コーディング被膜硬化

ドライサーフェスコーティングを加工硬化させます。品番により硬化温度は異なり、常温~400℃まであります。
プログラミング炉を使用し、精度の高い焼成処理を実施しています。

6 完成検査

コーディング被膜の厚さ、硬さ、密着性等の特性検査を行い、品質確認を行います。製品概観はキズ、異物付着の確認等を行い、製品保全を万全にして出荷となります。