超耐食無電解ニッケルメッキ
結晶構造が非晶質アモルファス構造でノンピット・ノンピンホールの被膜により高い耐食性を有します。当社の超耐食無電解ニッケルメッキは、重金属添加剤を含まないため、ほぼ完全な非晶質となり、通常のP含有率の高い無電解ニッケルメッキより更に高い耐食性を有します。正しい適用をおこなえば、耐酸性、耐アルカリ性、海水、化学薬品、石油、各種の炭化水素及び溶剤に対して完全な耐食性があります。通常の無電解ニッケルメッキと同様に膜厚精度に優れ、内側、複雑形状に対してもメッキの付き回りが良好です。樹脂金型のガス腐食対策にも数ミクロンの膜厚で効果を発揮します。また重金属を含まない環境に対しても優れた無電解ニッケルメッキでもあります。
その点において、純ニッケル、クロム合金よりはるかに優れており、薄膜で最高クラスの耐食メッキです。
処理のプロセスとしては通常の無電解ニッケルメッキと同等ですので現行に満足できない場合や膜厚を薄くしたい場合にも検討いただけます。
その点において、純ニッケル、クロム合金よりはるかに優れており、薄膜で最高クラスの耐食メッキです。
処理のプロセスとしては通常の無電解ニッケルメッキと同等ですので現行に満足できない場合や膜厚を薄くしたい場合にも検討いただけます。
Hv硬度 | 摩擦係数μ | 耐熱温度℃ | 特徴 | |
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超耐食ニッケルメッキ | 熱処理前 400〜500 熱処理後 – |
0.1~0.2 | 350 | 通常の無電解NiPメッキの15倍以上の耐食性がある。 |
採用例
樹脂成形金型のガス腐食対策、食品機械、半導体製造装置、輸送用機器足周り等
塩水噴霧試験結果1000時間以上の超耐食性
【耐食性比較試験】
耐食性を比較するため、塩水噴霧の試験を行いました。通常の無電解ニッケルメッキに比較して非常に高い耐食性を示します。
メッキ皮膜 | 膜厚 | 結果 |
---|---|---|
超耐食ニッケルメッキ | 10μm | 1300時間経過で赤錆発生無し表面は曇りあり |
一般的な無電解ニッケルメッキ (P含有率10wt%) |
10μm | 72時間経過で赤錆発生 |
【耐食性比較試験】
- 鉄鋼素材
- 銅・銅合金・真鍮等
- アルミ素材(アルミの種類の情報が必要です。Al5052など。鋳物は要相談)
- ステンレス(SUSの種類が必要です。SUS304やSUS316など)