電気メッキシリーズ
金、銀、スズ、銅、クロムメッキ等の処理が可能です。
古より受け継がれる技術ですが金属薄膜を生成する技術として電気メッキは現代のあらゆる産業に無くてはならない技術です。
当社では電気メッキと無電解メッキの複合、電気メッキとPVDコーティングの複合処理を得意としており、耐食性の向上、部分マスキングによる絶縁性の付与等、一つの表面処理では対応できない、また複合化によりプラスチックやセラミックの表面処理が難しい材質にも新たな機能を与える事が可能です。
メッキ技術を通して新たな可能性提供します。
Hv硬度 | 特徴 | |
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金メッキ | 純金メッキ 50~70 硬質金メッキ 150~170 |
高い導電性があり、各種スイッチ端子、接点に用いら、10μm以上の厚膜にも対応可能。 |
銀メッキ | 硬質銀メッキ 170~200 光沢銀メッキ 110~140 |
高い導電率と共に熱伝導性にも優れる。自己潤滑性もあり、軸受け部等の焼き付き防止効果も高い |
スズメッキ | 無光沢スズメッキ 15~50 光沢スズメッキ 40~80 |
耐食性も高く、展性に優れる。軟質な金属で、摺動部や軸受け等の初期馴染み効果も高い。 |
ニッケルメッキ | 無光沢Niメッキ 200 光沢Niメッキ 350 |
硬度も高く、密着力に優れます。各メッキの下地メッキとしての機能も高い。 |
硬質クロムメッキ | 800~900 | 耐摩耗性に優れる事から各種機械部品、金型等の分野。 |
金メッキ
電気伝導性向上、接触抵抗低減、耐食性向上、ハンダ付け性向上、耐摩耗性向上、反射鏡 、光反射性向上などがあります。信頼性が高い被膜として電子部品や計測機器部品・半導体部品・弱電部品・各種接点・端子・コネクタ・リードスイッチ・リードフレームなど広い分野で利用されています。当社では、30μmまでの厚膜処理が可能です。
特徴
1 豊富な金めっきラインナップ
純金メッキ・硬質金メッキ・無電解金メッキなどご用途に合わせた金メッキのご対応ができます。
例えば、硬質金メッキは、純金メッキに対して硬度が2倍アップ、耐摩耗性は3倍アップします。接点やコネクタスイッチなど、耐摩耗性が要求される製品に最適です。
2 難材へのめっきも可能
素材のフェライトは、酸化鉄を主原料にして、焼き固めて作る機器の一種です。強い磁石にもなる磁性材料で、金属の磁性材料より電気を通しにくい性質があります。
また、サビや薬品に強く、硬い材料ですが割れやすい素材です。
酸化物の境なのでメッキするのが難しいとされますが、当社では処理可能です。
被膜中に高テフロン30vol%のPTFEが均一に含まれています。
【加工事例】
- コネクター・スイッチなどの電気接点部品への金メッキ
- 鏡面反射板、計測機器部品、精密機械部品
- 半導体製造装置部品への金メッキ
- 自動車関連・弱電・IT関連・産業機器の切削加工部品への金メッキ
- ねじ部品から機械加工部品、プレス加工品への金メッキ
- ステンレス SUS配管 チューブ 細管内面に金メッキ
- チタン素材に金メッキ
- アルミ箔に金メッキ
- ウエハへ金メッキ
- セラミック微粒子へ金メッキ