潤滑性・滑り性とは
潤滑(滑り性)とは、摩擦のある物体間で摩擦を減らし、摩耗を低減させることを言います。
摩擦を減らす方法としては、潤滑油やグリースといった潤滑剤を供給したり、潤滑性に優れた表面処理を選択する方法があります。
弊社のドライ潤滑コーティングは、樹脂バインダーの中にPTFEフッ素樹脂(通称:テフロン)や二硫化モリブデンMoS2といった低摩擦性に優れた固体潤滑剤を含んでおり、滑り性を高める事ができます。また、窒化ホウ素やグラファイトを含むことで、摺動性や高温下での潤滑性に優れます。油が使用できない環境下で、またオイルレス化を図る目的でも、この様な潤滑性に優れた皮膜をコーティングすることが有効です。ドライ潤滑コーティングはオイルやグリスとの併用が可能で、例えばエンジンピストンではより低摩擦、耐久性に優れた効果を発揮しております。
メッキシリーズに於いても、無電解メッキの中で、弊社のフルルーブメッキは潤滑性能を持つPTFE(通称:テフロン)微粒子を無電解ニッケル皮膜中に分散させることにより、摩擦を減らし、摩耗を低減させることが可能です。同時に耐焼き付き性、離型性の向上といった機能も付与することができます。
PVDコーティングの中でも、DLCコーティングは、摺動性が高く、低摩擦で潤滑性に優れた高硬度な皮膜です。成膜方法によって、水素含有、水素フリー等の様々なタイプの皮膜展開があり使用環境、使用温度やオイル併用の有無によって選択する事が可能です。アルミ合金、銅合金にもコーティング可能です。
弊社では、使用用途や目的に合わせ、あらゆる表面処理の中から、最適な皮膜をご提案致します。
プレーティングサーフェス
電気メッキシリーズ
電気メッキ法により、耐摩耗性、導電性、熱伝導性、潤滑性、意匠性を付与します。様々な種類の金属メッキがございます。単品から量産品まで卓越したメッキ技術、品質管理にて対応しています。
一覧へ