樹脂成型金型
樹脂成型金型で一番の課題は離型性の向上だと思います。製品品質やサイクルタイムに大きな影響を及ぼす非常に重要な要素であり樹脂材質、成形温度、金型構造等により成形製品毎で解決方法は多岐にわたると思われます。
PVDコーティングのCr系コーティングは表面エネルギーが小さく対水接触角が大きい(濡れにくい)特徴を持つことから金型の汚染防止と安定した離型性能を得る事が可能です。
膜厚も1μm~と薄膜であり寸法精度への影響も小さく、高硬度である事からガラスフィラーの含まれる樹脂の成型においても耐摩耗性を付与する事が可能です。DLCコーティングの採用例もあり、Cr系コーティング共に低温で処理可能な事から材質の選択肢も広がります。ベリリウム銅にもコーティング可能なので入子の耐摩耗性、離型性向上に採用されサイクルタイムw落すことなく生産が可能です。
PTFE(フッ素樹脂)を含有した複合メッキはフッ素樹脂を含むことにより寸法精度にも優れた非粘着性の高い離型膜を形成します。
樹脂成型金型のあらゆる問題に対してご相談下さい。
セラミックサーフェス
PVDコーティング
物理的に硬質皮膜を蒸着させる手法です。
被加工材の使用環境や特性、スペックに応じて、幅広い製品群より、最適なコーティングを提供致します。
プレーティングサーフェス
無電解メッキシリーズ
無電解メッキシリーズは各種合金メッキ及びコンポジットメッキが可能です。通電を必要としないメッキなので、セラミックや樹脂の様な不導体にも処理が可能です。また、膜厚の均一性に優れており、精密部品や金型へ処理も行っております。また、細溝・細穴にも処理が可能です。
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