ドライ潤滑コーティング
初期馴染みコーティング
「自動車の内装部品で異音が発生する」~バネとシャフトの摩擦摩耗による異音防止を検討~
問題
内装部品であることからオイル、グリス等の油脂類を避けつつ、潤滑性、耐摩耗性を確保する必要がある
解決
バネ内側とシャフトの摩擦摩耗を防ぐ事が有効で初期馴染みコーティングのMD1610が有効であった。
初期の摩耗を減衰させる事で摩耗が発生しにくくなった。
問題解決のポイント
異音の防止にはオイル、グリス等の油脂類が有効ではありますが環境によっては使用できな場合が多くあります。
この場合二硫化モリブデン、グラファイト、PTFE(テフロン)等の固体潤滑剤を含んだドライ潤滑コーティングが有効です
本件では金属同士の初期馴染み性を改善する事で摩耗を抑え、摩擦が安定し異音を防止した事例です。