ドライ潤滑コーティング
低摩擦摺動コーティング
「Oリングの低摩擦コーティング」~ゴム材料の低摩擦化の検討~
問題
フッ素ゴムFKMのOリングの滑り性が悪く、組付け時のねじれ等により破損してしまう。
解決
FKM フッ素ゴムにゴム用低摩擦コーティングを処理行い低摩擦性を付与した。
ゴム材料の低摩擦化によりねじれが緩和され作業性の改善と破損を防止する事が可能になった。
問題解決のポイント
ゴム材料は自動車部品をはじめ多くの工業部品で使用されていますが摩擦力が大きく部品の破損や異音の発生、経年的にはゴムと金属の固着が発生してしまう場合があります。各種ゴム材料がありますが低摩擦化の為の油脂類が使用できない場合が多くゴムの低摩擦化、固着防止が機能上のハードルになる場合があります。当社のドライ潤滑コーティングのゴム用コーティングは各種ゴム材料FKM、NBR、CR,EPDMに固体潤滑剤であるフッ素を分散させた皮膜を特殊バインダーを使い形成します。コーティング皮膜はドライ皮膜でゴムの伸縮に追従する事ができます。Oリングのねじれ防止、ゴムの固着防止、低摩擦化による金属との接触部の異音防止に効果があります。
また、当社ではゴム部品に対してのDLCコーティングも可能で医療系の部品、光学機器部品等の精密ゴム部品にも対応ができます。