日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

セラミックサーフェス

DLCコーティング

「DLCコーティングの欠点、密着性の改善」の方法

問題

アルミ、メッキ鋼板等の非鉄金属の加工としてダイ、パンチにDLCコーティングが多様されているが早期に膜ハガレが起きる場合がある。DLCコーティングは非常に高硬度である事から負荷面圧が大きい場合に密着強度が問題になる場合があり多々あるDLCコーティングから最適な膜を選択すると共に下地処理の強化を考える必要がある。

解決

まずDLCコーティングの処理方法としてはスパッタリング、プラズマCVD法、アーク法、イオン化蒸着法等があり、この処理方法によって表面粗さ、硬度、密着性が変わります。またDLCの下地として中間層(Co,Si,W等)を敷いている場合が多くこれの選択も重要です。膜厚と密着力の関係(硬度が高い場合は膜厚が薄い方が密着力は高い)もあり最適なコーティング方法を選択する事でハガレが改善される事例が多くあります。

問題解決のポイント

一般にDLCコーティングの場合、硬度が低く膜厚が薄い方が密着力としては高い傾向にあります。例えば柔軟性がある樹脂、ゴム等へのDLCコーティングがこれに当てはまります。またDLCコーティングは処理方法によって構造がかわり、硬度も多種ある事から最適な処理方法を選択する事で密着力の改善につながります。また表面粗さも変わりますので実用上は密着力に影響がでる場合もあります。高負荷面圧の金型に対してはコーティングの前処理として窒化処理、ショットピーニングを行い下地金属の硬度を上げる事も高硬度のDLCコーティングには有効です。

当社では多種の処理方法を選択する事が可能ですので最適な膜厚、硬度のDLCコーティングを提供する事が可能です。お気軽にご相談ください。

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