日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

セラミックサーフェス

ステンレス抜き加工用低摩擦PVDコーテイング

「ステンレスの抜き加工でパンチに凝着、摩耗が発生してパンチ寿命が短い」~ALCrCNコーティングで解決

問題

ステンレスの抜きプレス加工の際にパンチへのステンレスの凝着とそれに伴う摩耗が発生しパンチ寿命が短くなってしまう。

解決

ステンレスの抜きプレス加工では低摩擦性、耐摩耗性に優れるPVD-TiCN等が使用される場合が多いが不十分な場合も多い。ステンレスの抜き加工の際の大きな問題として刃先への凝着、加工熱が上がりやすい問題があり低摩擦性、耐熱性、耐摩耗性に優れるALCrCNコーティングで長寿命化を実現した。

問題解決のポイント

ステンレスのプレス加工では材質の特徴から凝着の発生が問題に場合があります。カーボン系のPVDコーティングが有効の場合が多いのですが、ドロップレットが少なく表面粗さが低い、低摩擦性、耐摩耗性に優れたALCrCNがステンレスの精密抜きプレス加工では凝着の抑制では有効です。表面粗さの小ささと低摩擦性で加工時の発熱を抑制することが効果的と考えています。

セラミックサーフェス商品一覧へ 問題解決事例|PVD・DLCセラミックコーティング セラミックサーフェス一覧へ戻る