日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

ドライサーフェス

フッ素樹脂低摩擦コーティングのPFAS規制への対応と代替のコーティングは?

PFAS規制の議論が進んでいる中でフッ素樹脂PTFE(非粘着性、絶縁性、耐薬品性に優れたフッ素樹脂コーティング、テフロンコーティング)やPTFEフッ素樹脂を分散した変性フッ素樹脂コーティングによる低摩擦コーティングの今後の継続性でのご質問をいただく事が増えております。
PFASに該当するであろう化学物質は1万種類以上と言われておりますが、これの全てが規制対象になるのかも現在は決定しておりません。これらの低摩擦性、非粘着性、撥水性、絶縁性等に優れたフッ素化合物の同等の性能の代替は非常に難しいかと思われますが、 当社のドライ潤滑コーティングではフッ素樹脂を含まない処理も提供しております。一例としてはポリアミドイミド樹脂バインダーに二硫化モリブデン、グラファイトを分散したタイプのコーティングでは低摩擦性、耐摩耗性等に優れる事からフッ素樹脂を含まない低摩擦コーティングとしての代替ができる可能性があります。また低摩擦性ではDLCコーティングの置き換えが可能な分野もあるかもしれません。
但し、フッ素自体は非常に優れた物質ですのでのこれらの特性を全て満足できるかは十分なテストが必要かと考えておりますのでまずはテスト評価をお願い致します。

ドライサーフェス商品一覧へ    Q&A|ドライ潤滑コーティング ドライサーフェス一覧へ戻る