日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

ドライサーフェス

テフロンコーティングの問題点は?

滑りやすさ(低摩擦性)、くっつきにくさ(非粘着、離型性)、絶縁性、耐薬品性に優れるフライパン等の調理器具、工業分野にも適用されているフッ素樹脂コーティング、通称テフロンコーティング。非常に優れた機能を付与できることから工業分野ではスライド部や金型にも適用をされています。

ただ、テフロンコーティングの採用する際の注意点としては種類によりますが焼き付け温度が400℃程度となるので基材によっては熱により変形や変寸が起こる場合があります。また、膜厚が各種ありますが厚く、精密部品の場合スプレーコーティングですので寸法が入らない場合があります。

このような場合にはフッ素樹脂分散メッキ(NiP-PTFEメッキ)に置き換えれば寸法精度はミクロン台で制御可能であり比較的低温で処理ができます。また変性フッ素樹脂コーティングを適用することで200℃以下で処理が可能でプライマーも不要ですので膜厚を薄くすることで寸法を維持する事も可能になります。

ただし、フッ素樹脂分散メッキ、変性フッ素樹脂コーティングの場合、純粋なフッ素樹脂と比較すると非粘着性や耐薬品性は劣る場合がありますのでテフロンコーティングからの代替の場合はまずはご相談ください。

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