日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

セラミックサーフェス

アルミ部品の摩耗を防ぐには?

アルミ合金の部品は自動車部品を含めて幅広い産業で使用されています。熱伝導性に優れる点と軽量化が目的の場合が多いようですが問題になるのがそのままでは硬度が低く摩耗が早い点にあります。またその黒っぽい摩耗粉が問題になる場合があります。これらの摩耗を防ぐためにアルミ部品の代表的な表面処理はアルマイト、硬質アルマイトで表面がアルミナ化され硬度はHv400程度になり摩耗を防ぐと共にアルミ部品の錆防止、耐食性の向上にもつながります。また、硬質アルマイトにPTFEフッ素樹脂や二硫化モリブデンを分散させて滑りやすさを改善させた潤滑性硬質アルマイトも採用されています。

その他のアルミの摩耗防止に役立つ表面処理としてはフッ素樹脂や二硫化モリブデンを分散した耐摩耗低摩擦樹脂コーティングでアルミ部品を良好な摺動材にする事も可能です。各種メッキも可能でNiPメッキ、フッ素樹脂を分散させたNiP-PTFEメッキも採用されています。当社ではアルミへの硬質クロムメッキも可能です。
高硬度の分野では当社ではアルミにDLCコーティングも可能ですので摩擦摩耗の抑制には最近多く採用されています。アルミへの表面処理のポイントは低温で密着性に優れている事が重要です。
今後も軽量化目的でアルミ部品の採用が増える事が予測されます。コスト、スペックに合わせて最適なアルミへの表面処理を提供させていただきますのでお気軽にご相談下さい。

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