ドライサーフェス
低摩擦コーティングの種類 と選択方法は?
低摩擦コーティングには多種ありますが一般には金属に潤滑性、低摩擦性に優れた表面処理を行う事になります。指標として摩擦係数が0.2~0.3μ以下と考えています。当社ではフッ素系、二硫化モリブデン系のドライ潤滑コーティング、DLCコーティング、セラミック系ではCrN系(炭化クロム系)コーティング、湿式メッキではPTFEフッ素樹脂やセラミックが分散された低摩擦を特徴とした潤滑メッキが推奨されます。荷重、速度、使用温度条件によって変わりますが低摩擦コーティングによって、
・耐摩耗性の向上、長寿命化
・異音の防止
・オイルレス化
・軽量化 鉄からアルミへの切り替え
・省エネ化
等の機能を得る事ができます。またDLC、ドライ潤滑コーティング等の低摩擦コーティングによって相手材への攻撃性も小さくなるので耐凝着性にも優れます。DLCコーティングや炭化クロム系コーティングとドライ潤滑コーティングの使い分けについて、大きくはプレス金型等の耐衝撃耐摩耗分野ではより高硬度なDLC、CrN系(炭化クロム系)を選択します。往復運動、摺動摩擦ではドライ潤滑コーティングやPTFEフッ素樹脂潤滑メッキが有効です。
当社では摺動条件等の運動条件から最適なコーティング技術を選択する事ができますのでご相談下さい。