日本エムティ株式会社 for the next Surface 表面処理の可能性を求めて

セラミックサーフェス

プレス金型用と切削工具用のPVDコーティングの違いについて

セラミックコーティングとして実用化されているPVDコーティングの種類は非常に多くあります。
耐摩耗性PVDコーティングとしてはプレス金型の凝着防止やカジリ摩耗防止、切削工具では長寿命化の為にそれぞれの加工の要求事項に合わせたコーティング皮膜があります。スタンダードなTiN窒化チタン、TiCN炭窒化チタンでは金型向け、切削工具向けと両方に使用されておりますが、プレス金型等の塑性加工コーティング向けのPVDコーティングでは硬度を由来とした耐摩耗性だけでなく耐衝撃性も必要で膜の密着性が、切削工具では硬度と摩擦係数が膜特性として重要であり、それぞれの必要特性に合わせた皮膜構造になっていますのでそれぞれの加工に適したPVDコーティング膜の選択が重要です。

また、塑性加工、切削加工共に加工材を考慮して膜種を選択する事が重要でありアルミ、銅等の非鉄金属やステンレスの加工では低摩擦性、耐凝着性、耐摩耗性に優れたDLCコーティングが選択される場合が近年多くなっています。
当社では様々な要求にあったPVDコーティングが提供可能ですのでお気軽にお問合せ下さい。

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